構築開始:「エネルギー方針」の策定
プロジェクト組織が出来あがったら、PDCAを回すための大前提となる「エネルギー方針」を確立することから始めます。
それでは、「エネルギー方針」について簡単に説明をしたいと思います。
「エネルギー方針」とは、組織のトップが、EnMSの方向性やゴールを明確にし、表明したものです。組織のエネルギー使用の性質や規模、エネルギー使用への影響に対して、適切であることが基本要件となります。
【エネルギー方針の作成例と作成ポイント】
なお、「エネルギー効率のよい製品及びサービスの購入並びにエネルギーパフォーマンス改善のための設計を支援する旨」が方針に含まれている点はISO50001の特徴であり、エネルギーパフォーマンスを向上させるためには、技術的な方法による改善が成果を生むことを表していると言えます。
また、規格の中で、「文書化し、全ての階層で周知する」規定している「全ての階層」とは、組織で働く人や組織のために働く人のことを指しており、周知の対象について、ISO50001 では、社外に公開することまでは求めていません。
さあ、それでは、PDCAの最初のPlan(計画)に入っていくことにします。
2011年9月 7日 01:59 | カテゴリー: <020>ISO50001PDCAの手引