PDCA Check(点検)について

マネジメントシステムが確実に、そして「スパイラルアップ(渦巻き状により良くなっていくこと)」していくための、非常に大きなポイントがPDCAサイクルにおけるこのCheck(点検)になります。

計画を策定し、実行したとしても、それが定められたEnMS通りに運用されているかどうかを点検しなければ、時間の経過に伴って、最初は実施されていたことも、いつの間にか風化してしまうなど、様々な支障が出てくることになります。

そのため、Check(点検)においては、「監視、測定及び分析」、「法的及びその他の要求事項順守の評価」、そして「内部監査」においても、「あらかじめ定められた間隔で」実施することが規定されているのです。

定期的な実施と言っても、「年に1回やればいい」、ということではなく、構築する組織ごとに、その体制の状況に合わせて確定をすることが必要です。

また、もう一つ、このCheck(点検)の中で、重要な要素となるのが、内部監査等を実施する方々の「力量」の問題です。

いくら定期的に確実に実施していたとしても、それを実施する人達の力量が実際に求められているレベルに達していないのであれば、適切な点検はできません。

そのためにDo(実施及び運用)での教育訓練が大変に重要な位置付けとなってくるのです。

EnMSを適切に継続的に運用していくために、内部監査員等の力量のアップを絶えず図りながら、定期的な実施を行ってください。


【ISO50001点検の要求事項】

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